
上の写真は、MacBookPro15インチの液晶画面がシミのようになって、拭いても汚れが取れない状況から半分だけコーティングを剥がしてクリーニングした状態です。
あきらめていた液晶画面についたキーボードのシミのような汚れ。自分できれいにできたので、その方法を紹介します。
MacBookPro (Retina)の液晶に汚れ?
液晶画面のライトが消えているときに特に目立つガビガビ、ムラムラな汚れ。キーボードの跡が付いたように見えるので、ついつい指の脂汚れが付いたと思い洗剤やクリーナーなどで拭くと悪化することも多いようです。
実はこの状態は「汚れ」ではなく「コーティングが剥がれたムラ」なんです。
MacBookやMacBook Proのティスプレイのコーティングが剥がれてしまう問題は世界で話題となり、ステインゲート問題(Staingate)と呼ばれています。
Appleでもこの問題を認識していて「無償交換サポート」もアナウンスしていますが、購入から4年以内の場合に限られるようです。
アップルストア銀座のGenius Barに行きましたが、私のMacBook Pro 15インチは古いタイプなのでサービス対象外。パーツの在庫も不明で、金額も高額になると言うこと。
…あきらめました。
見た目をきれいにする裏技
このまま汚れた液晶で使い続けるか、新しいMacBook Proを購入するかという選択肢の中、イチかバチか液晶クリーニングの裏技にチャレンジすることにしました。
これは、液晶画面のコーティングを全て落としてしまう方法。
アップルの保証が残っている場合や、リコール対象モデルの方はAppleの保証を受けられなくなるので、おすすめしません。まずAppleのサイトかGenius Barで確認しましょう。
◆Apple修理サービスプログラムはこちら(リンク)
コーティング剥離に使うもの
薬用マウスウォッシュの「リステリン」や「アルカリ電解水」や微粒子の研磨剤などを使うときれいになるという話を聞きますが、私の場合は「エタノール」を選択。
特に純度の高い「無水エタノール」を使いました。
無水エタノールは、古い家電品などの加水分解したゴム塗装のベタベタを除去してきれいにするときにも使えますね。

液晶コーティングの剥がし方
画面フチの隙間から液体が入るとショートしたり機械的なトラブルの原因になるので注意。スプレーはおすすめしません。
- 柔らかな布やソフトティッシュ、ペーパータオルに「無水エタノール」を染みこませて液晶画面に塗布。フチの部分は隙間に液体が中に入らないように注意して塗布しましょう。
- ほんの少し時間を置いてから、無水エタノールの付いた柔らかな布でこすります。
- みるみるうちにコーティングが剥がれて、ツルツルのミラーのような液晶画面に。
- 液晶に負荷がかかりすぎないように、力の入れすぎは禁物。
- このままでもいいのですが、私はミラータイプが苦手なので非光沢の液晶フィルム(Amazonリンク)を貼りました。
まるで買ったときのような美しさ!(大袈裟)
諦めていたMacBookProが蘇り、気分も上がりました。